宣言解除、航空各社は予約急増 「息継ぎ」に期待感

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友田雄大、初見翔、松本真弥
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 新型コロナ対応の緊急事態宣言などが解除された。コロナ禍で利用減に苦しんできた航空・鉄道各社には、ワクチン接種の広がりで利用者が戻ることに期待を寄せるが、「コロナ前」への回復は簡単ではなさそうだ。

 「経済を回すチャンスが来た」。ANAホールディングス(HD)の片野坂真哉社長は9月30日、そう期待感を報道陣に述べた。傘下の全日本空輸では、宣言解除が決定後の先月29、30日は国内線予約が前日比5万人ずつ純増しており、増加ペースは9月上旬の10倍の水準になっているという。

 航空業界は、コロナ禍で旅客の激減が続いてきた。ANAHDは、コロナ禍が広がった2020年1~3月期から6四半期連続の赤字だ。片野坂社長は「感染が少し収まったときに稼げば、仮に今後また自粛が必要になっても、その稼ぎで備えていける。ずっと水面下にいるのと、息継ぎをするのは大きな違いがある」と、約半年ぶりの全国的な解除に期待を込めた。

 日本航空(JAL)も、10月分の国内線の予約が、9月29日までの1週間で2・2倍にまで膨らんだ。担当者は「今後、さらに増えるとみている」。両社はワクチン接種者に対し、国内線航空券のプレゼントや空港売店での割引などの特典も展開する。

 鉄道各社も、人の移動が活発…

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