「労組抜ければ不祥事握る」は不当労働行為 JR東の傘下会社に命令

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 労働組合を脱退すれば不祥事の記録を消すなどと上司から迫られたのは不当労働行為だと、JR東日本傘下のジェイアールバス関東の男性社員(38)が東京都労働委員会に訴えた問題で、都労委が訴えを認め、同様の行為を繰り返さないとする文書を男性に交付するよう同社に命じたことがわかった。命令書は9月16日付。同社は「会社の主張の正当性が一部認められず承服しかねる。すでに中央労働委員会に再審査の申し立てをした」としている。

 命令書によると、男性は2018年11月、バスの回送中に喫煙や通話をしたとして上司に呼び出され、「脱退届書いて持ってこい。そしたら不祥事を握る」と言われた。なぜ脱退が必要かを聞くと、上司は「会社がそういう方針だからだ」と答えた。社員は脱退に応じず、30日間の出勤停止処分を受けたという。