三菱電機、工場長が検査不正隠蔽 調査報告、組織ぐるみの問題指摘

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 三菱電機は1日、名古屋製作所可児工場(岐阜県可児市)と長崎製作所(長崎県時津町)における品質や検査の不正について、調査報告を公表した。

 可児工場では工場長が不正を知りつつ、隠蔽(いんぺい)を指示していた。長崎製作所でも管理職が問題を把握し、本社にも一部報告していたが、十分な対応がとられなかった。組織ぐるみで不正が行われていたことを裏付ける。

 三菱電機の柵山正樹会長は、同日付で引責辞任した。経団連副会長も同日付で辞任した。問題を受けて杉山武史氏が社長を7月に辞任し、後任に漆間啓専務が就いている。

 三菱電機は可児工場で配電設備の電気制御機器に安全認証を受けていない樹脂材料を使っていたことを、5月に公表した。長崎製作所では、鉄道車両用の空調設備などについて、顧客が求める検査をしたように装っていたことなどが6月にわかった。

 社外の弁護士らでつくる委員会の報告書によると、可児工場では不正が長期間続いていた。2012年には、国際的な品質認証を満たさない材料を使う現場の方針が了承されていた。

 三菱電機では検査不正が以前…

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