「日本一の石橋のまち」動画で15カ所紹介 宇佐市院内町

大畠正吾
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 「日本一の石橋のまち」を掲げる大分県宇佐市院内町にある石橋15基を紹介する動画が誕生した。コロナ禍で観光を控えている人たちに「石橋巡りを疑似体験してほしい」と市が制作した。

 中山間地にある院内町には、主に江戸末期から昭和初期にかけて造られた79基の石橋があり、平成の合併前の自治体の中では全国最多とされる。石橋は恵良川とその支流で隔てられた集落と集落を結び、大半が今なお人々の暮らしの中で現役として働いている。

 動画はそれぞれ1分ずつで、15基の架設時期や石工の名前、所在地のほか、どんな特徴があるかを説明している。岳切(たっきり)渓谷など町内の観光地とともに4分で紹介したダイジェスト版もある。撮影はドローンなどを使い、川面や空からの眺めなど地上からは見られない風景も楽しめる。

 「石橋の貴婦人」と呼ばれる鳥居橋は1916(大正5)年に造られた。町内で12カ所の石橋を手がけた名工松田新之助によるものだ。ドローンによる映像で、すらっと伸びた橋脚と5連アーチを鑑賞できる。

 御沓(みくつ)橋は橋の長さが59メートルと町内最長を誇り、上空から見た3連アーチが美しい。両合川(りょうあいがわ)橋は棚田が広がる景色に溶け込むようにたたずみ、国の有形文化財に登録されている。富士見橋では住民たちが飾ったこいのぼりが泳いでいる。

 市文化・スポーツ振興課の担当者は「臨場感のある映像を見てもらい、コロナ禍が落ち着いたら現地にも足を運んでほしい」と話している。

 作品は、動画サイトユーチューブの宇佐市公式チャンネル「宇佐市 Usa City」で「石橋のまち宇佐市」と題してそれぞれ紹介しており、無料で視聴できる。(大畠正吾)