宣言解除初日、福岡の中洲・天神に明かり 「この時を待っていた」

新型コロナウイルス

古畑航希、杉山あかり
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 新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除された1日夜、九州一の繁華街を抱える福岡市は、明かりのともる屋台や飲食店に客足が戻った。

 歓楽街・中洲は日の入り後の午後6時すぎから、仕事を終えた会社員や若者らでにぎわい始めた。

 「この時をずっと待っていました」。福岡県糸島市の事務職の男性(52)は、約2カ月ぶりの「外飲み」に顔をほころばせた。大阪から転勤してきたばかりの同僚を連れ、中華料理店へ急いだ。

 福岡市の金融業の男性(48)は、同僚と3人で街へ出た。ただ、会社からは「4人以下・2時間以内」の会食を徹底するように言われているため、1次会だけ楽しむ予定という。

 西隣の天神には、大通り沿いに屋台が並んだ。スマートフォンで撮影していた福岡市の事務職の女性(33)は、この日に2回目のワクチン接種を済ませて街の様子を見に来たという。福岡ペイペイドームで働いており、「プロ野球の試合が終わった後、帰りのバスで屋台の明かりを見るのが楽しみだった。明かりを見るとうれしい」。

 福岡県宮若市の自動車工場で働く野口誠さん(42)は、9月に大阪府から同県宗像市へ引っ越してきたばかり。初めて見る福岡の屋台に「活気があっていいよね」と話した。この日は休みを利用して天神まで買い物に来た。明かりのともる宵の街並みを見ながら、「久しぶりに外でお酒が飲めるなあ」と感慨深げだった。

 ただ、福岡県は感染再拡大への懸念から、飲食店の営業時間の短縮要請を維持している。営業は原則として午後8時(酒類提供は午後7時半)までで、感染防止対策を県が認証した店は午後9時(酒類提供は午後8時半)までだ。(古畑航希、杉山あかり)

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