震災がれきから発見の遺骨、行方不明の92歳女性 資料再点検で判明

三井新
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 東日本大震災後に志津川湾(宮城県南三陸町)で回収したがれきから見つかった遺骨について、宮城県警は1日、石巻市北上町、佐々木ふくのさん(当時92)のものと判明したと発表した。

 捜査1課によると、遺骨は右大腿(だいたい)骨1本。2014年11月22日、リサイクル業者が気仙沼市茗荷沢にある会社敷地内で、志津川湾から運んで来たがれきの中に見つけた。

 佐々木さんは震災当時、1人で自宅におり、避難の途中で津波にのみ込まれた可能性が高いという。遺族が震災の3日後、県警に行方不明届を出していた。

 県警が資料の再点検を行っていたところ、石巻海上保安署が保管していた遺骨とDNA型が同一とわかった。その後、さらに関係者の調査をして9月6日に身元を特定したという。

 県警の遺骨は気仙沼市が保管していて、9月30日に長男に引き渡した。石巻海上保安署も後日、遺骨を引き渡す予定だ。(三井新)