愛媛の人気者みきゃん、10周年 グッズ売り上げ537億円の魅力

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伊東邦昭
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 愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」が、11月11日に生誕10周年を迎える。ゆるキャラグランプリで準グランプリを獲得したこともある人気者だが、コロナ禍でファンと触れあう機会がすっかり減ってしまった。県は10周年記念サイトを開設し、お祝いムードを盛り上げる。

 みきゃんは県がデザインや名前を公募し、2011年11月11日に誕生した。犬をベースに、耳やしっぽがミカンの葉や花になっている。「ゆるキャラグランプリ2015」で準グランプリを獲得。人気を受けて、みきゃんの友達として「ダークみきゃん」「こみきゃん」も登場した。

 人気は今も高く、今年の正月には、3体宛てに全都道府県や海外から計3691枚の年賀状が届いた。県によると、企業などへのキャラクターの使用許可は19年度1959件、20年度も1630件あった。ぬいぐるみや文具、マスクのほか、お菓子などの食品パッケージにも採用され、こうしたみきゃん関連グッズの売り上げは、12年度から今年8月末までで累計537億円にのぼる。

 みきゃんは17年に「愛顔(えがお)PR特命副知事」に就任。県のイベントに出演するなどして広報活動に励んできたが、コロナ禍が活動に影響を与えている。

 公式HP「みきゃんのかんづめ」にある出演予定のカレンダーは、昨年3月以降、空白が続く。東京五輪聖火リレーの式典などに登場したが、「カレンダーでの事前告知は見合わせている」と、みきゃんの窓口になっている県広報広聴課の担当者。以前は出演予定を見て東京などの遠方から来県するファンもいたが、「出演してイベント自体を盛り上げることはできても、県境をまたぐ移動を控えてもらっている中で積極的な集客活動は難しい」。

 県内市町や学校などのイベントに貸し出す着ぐるみは、ダークみきゃんやこみきゃんを合わせて現在計30体態勢。19年度には過去最多の1727回の貸し出しがあったが、20年度は459回にとどまる。

 ファンに会う機会が少なくなる中、力を入れるのがSNSでの発信だ。みきゃん公式インスタグラムツイッターは、平日に毎日更新されている。

 10周年記念サイト(https://www.pref.ehime.jp/h12200/mican-kanzume/10th/別ウインドウで開きます)では、10年間の歩みを振り返るほか、ぬりえ投稿を募るプレゼント企画を紹介。来年1月には公式ダンスを踊った動画を募集する企画を予定している。

 11月14日には、えひめこどもの城松山市西野町)で生誕10周年記念イベントも計画。担当者は「開催は新型コロナの感染状況次第だが、イベントで10周年をぜひ祝いたい」。みきゃんも「これからも、愛媛の魅力を伝えていくため、きゃんばる(頑張る)けんね!」と話している。

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 生誕10周年を迎える愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」に、メールでインタビューした。一問一答は次の通り。

 ――10周年、おめでとうございます。この10年を振り返って、どんな毎日でしたか。

 「たくさんの人たちとの出会いの中で、愛媛のステキなところやおいしいものをPRするお仕事はとっても楽しくて、一日一日がすごく充実しとるんよ!」

 「この10年間、県内では、西日本豪雨災害やコロナ禍など、つらいことや大変なこともあったけど、みんなで力を合わせて前を向いて進んでいくために、みきゃんも少しでもみんなの力になりたいと思っとるんよ」

 ――10年間で特に印象に残っていることや、うれしかったことはありますか。

 「ステキな出会いが本当にた…

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