ぴあフィルムフェスとミャンマーの映画祭 自主映画で輝く若き才能

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佐藤美鈴
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コラム「シネマ三面鏡」 佐藤美鈴

 43回目を迎えた「ぴあフィルムフェスティバル」の自主映画コンペ「PFFアワード」の結果が9月24日に発表された。

 18作品からグランプリに選ばれたのは、東盛あいか監督の「ばちらぬん」。故郷である沖縄・与那国島に積み重ねられた歴史や文化と、個人の経験を重ねて描いた実験的作品だ。当初はフィクションとして企画していたが、コロナ禍で予定を変更し、ドキュメンタリーと掛け合わせる形で制作したという。

 授賞式で東盛監督は、タイトルは地元である日本最西端の小さな島の消滅危機言語で「忘れない」という意味があると紹介し、「皆さんに呼んでもらえるたびにとてもうれしく、忘れないということが少しずつ未来に何かを運んでいけるんじゃないかと思いました」と語った。

 最終審査員を務めた今泉力哉監督は「その時、その人にしか撮れないものだった」と評した。準グランプリの中塚風花監督のドキュメンタリー「グッバイ!」にも、監督自身と家族の関係性といった、作り手の「今」が映り込んでいた。

 週末、もう一つ自主映画を見…

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