達成なら27年ぶり 19歳の鹿島・荒木、J史上2人目の記録目前

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勝見壮史
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 10代で1シーズンに10得点――。29年目を迎えたサッカーJ1で、それを達成したのは、元日本代表FW城彰二しかいない。その記録が今年、27年ぶりに誕生しそうだ。鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎が、あと1ゴールに迫っている。

 唯一、10代でのシーズン2桁得点を達成した城は高卒ルーキーだった1994年にジェフユナイテッド市原(現千葉)で12得点を挙げた。一方、荒木は1月生まれで、高卒2年目の19歳。1年経験を積んだ上での数字になる。しかし、最前線で得点を狙うFWではないことを考えれば、十分に価値はある。

 東福岡高から加入した2020年、開幕戦で途中出場してリーグ戦デビューを飾った。途中出場を中心に26試合に出場して2得点。身長170センチと大きくはないが、俊敏性があり、相手の間といった狭いエリアでプレーするのが得意だ。「相手がいない位置にポジショニングを取るのが習慣」という。

 両足で正確に球を蹴ることができ、速い動きの中でも巧みにボールを扱える。プレースタイルは、欧州や日本代表で輝いたMF香川真司(PAOK)をほうふつさせる。

 今季から、元日本代表FWの柳沢敦(現鹿島ユース監督)や興梠慎三(現浦和レッズ)らがつけた13番を背負う。鹿島では、得点を期待される背番号だ。「この番号に恥じないプレーをしたい」。リーグ開幕前の意気込みを、結果で示している。

 前監督のザーゴ氏の解任を受け、4月に就任した相馬直樹監督は、サイドのMFから、攻撃の中心となる中央のMFに据えた。「相手の間で受けるうまさと、ゴールに向かう姿勢」を高く評価しての変更だった。

 荒木はプレーだけでなく、ピ…

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