庵野秀明、14歳の時「シン・エヴァ」描いてた(小原篤のアニマゲ丼)

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「庵野秀明展」会場入り口でにこやかに迎えてくれるのは若き庵野さんの写真パネル。仮面ライダー旧1号のコスプレ=東京・六本木の国立新美術館
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 日付は1974年8月13日。中学2年、14歳の庵野秀明少年が描いた油彩画は故郷・山口県宇部市の風景。奥に工場の煙突、手前に鉄道と電線、そして、夕日で真っ赤に染まった世界。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021年)のイメージそのままです。「つながってるんだなあ」と、この絵を「庵野秀明展」で見て思いました。ほかにも風景画と静物画が展示されてますが人物は無し。この頃からキャラクターは苦手だったんでしょうか?

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庵野秀明さんが中学・高校時代に描いた油彩画。中央が、赤く染まる故郷・宇部市

 10月1日に東京・六本木国立新美術館で開幕した「庵野秀明展」(朝日新聞社など主催、12月19日まで)は、「庵野秀明をつくったもの」「庵野秀明がつくったもの」「そして、これからつくるもの」を3本柱として、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」など影響を受けたアニメ・特撮作品の資料がまずあり、アマチュア時代に作ったアニメ「じょうぶなタイヤ! SHADOタイヤ」(1980年)の原画や絵コンテ、「DAICONⅢ OPENING ANIMATION」(81年)の原画などがあり、プロのアニメーターとして腕を振るった「風の谷のナウシカ」(84年、庵野さんは巨神兵のシーンを担当)、「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(87年、ロケット発射シーンが出色)の原画やレイアウト、その後の監督作の数々の資料、最後に、ただいま制作中でこれから公開される映画「シン・ウルトラマン」(企画・脚本)と「シン・仮面ライダー」(監督・脚本)の資料。いやあ盛りだくさんです。

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庵野秀明さんが大学1年のとき作った短編アニメ「じょうぶなタイヤ! SHADOタイヤ」(1980年)の原画

 ちっちゃな車がパトカーやバ…

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