ルール破ったアビスパ福岡の外国選手、想定外の言葉 そのとき幹部は

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藤木健
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 サッカーアビスパ福岡のJ1残留が16日、決まった。福岡はヴィッセル神戸に敗れたものの、17位湘南ベルマーレサガン鳥栖と引き分け、16位徳島ヴォルティスは横浜FCに敗戦。湘南と徳島は直接対決を残しており、福岡の今季16位以上が確定した。

 福岡が5年おきにJ1で戦っては1年で降格する「5年周期」のジンクスを破った。原動力のひとつは、今季のJ1で最多8人を擁した外国籍選手。試合登録は5人の制限があるが、全員が出場機会を得るたびにチームの一員として貢献する姿が際立った。言語や文化、考え方の違いを超えた一体感は、どう育まれたのか。

 シーズン前、柳田伸明強化部長はスタッフ全員を前に、今季は外国選手が多くなると伝えた。「5年周期」を3度繰り返してきたクラブにとって、J1残留は至上命令だった。

 外国選手を増やす理由は明快だ。前線を中心に「個の力」を加え、攻撃力を高める狙いだ。ただし、価値観の違いから、思いもよらない問題行動もあるかもしれない。だから、柳田部長はこう呼びかけた。

 「そんなときは陰口を言って除外するのではなく、良い方向に導こう。それができれば自分たちの物差しも変わり、成長できる。彼らも生かせて、チームの結果につながる。それぞれの持ち場で、自分たちが試されるシーズンだ」

 その柳田部長が驚いた出来事がある。

 ひとりの外国選手がチーム内…

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