国民民主・玉木氏 安倍前首相元秘書との対立選挙区で演説

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鬼原民幸
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 国民民主党玉木雄一郎代表は2日、長崎県を訪れ、党所属で長崎1区から立候補する西岡秀子衆院議員への支持を訴えた。同区には安倍晋三前首相の元秘書が自民党から立候補予定だ。共産党も候補を立てており、国民民主は「最重点区」と位置づけている。

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次期衆院選候補の応援演説をする国民民主党の玉木雄一郎代表=2日、長崎市、鬼原民幸撮影

 「岸田文雄内閣が間もなく発足するが、二人羽織のような、一枚皮をはいだら安倍政権だ」。長崎市内で街頭演説した玉木氏は、こう強調した。衆院選で対立候補となる自民の新人・初村滝一郎氏が、安倍前首相の政策秘書を務めていたことを強く意識した発言だ。

 2017年の前回衆院選では、当選した西岡氏と次点の自民候補の票差はわずか1万票ほど。今度の衆院選で共産候補が野党支持者の票を多く獲得すれば、逆転されかねない。ただ、国民民主幹部は「共産が立った方が組織が締まって戦いやすい」などと、一本化を否定する。

 「現実的な政策を掲げないと有権者の支持は広がらない」(玉木氏)と、共産との調整を固辞してきた国民民主にとって、西岡氏の当落は「非共産路線」の成否を占う意味もある。玉木氏は2日、記者団に「絶対に負けられない戦いだ」と語気を強めた。

 一方、東京都小池百合子知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が、3日にも国政政党を結成すると発表したことについても言及。「関知していない」としたうえで、「(3日の会見で)どういう方針なのかを見定めたい」と連携に含みを持たせた。鬼原民幸

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