巨人に128球、中日に97球 阪神・高橋遥人が2戦連続省エネ完封

KANSAI

内田快
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 (2日、プロ野球 阪神タイガース3―0中日ドラゴンズ)

 九回2死一塁。阪神の高橋遥人は中日のビシエドを力ない三ゴロに打ち取ると、駆け寄った捕手の梅野隆太郎にちょこんと頭を下げた。

 「うまくリードしてもらったと思います」

 13三振を奪い、プロ初完封を記録した巨人戦から1週間。「追い込まれたら簡単に打てる投手じゃないと中日は判断してきた」と矢野燿大(あきひろ)監督。中日打線は早いカウントからバットを振ってきた。だが、今の高橋は、直球も変化球もキレがあって低めに決まる。

 相手打線のもくろみを梅野が逆にうまく利用した。「勝負球から入って1球で打ち取るとか、そういう風な自分たちがやりたいことをできた」。奪三振数は7にとどまったが、ゴロの山を築いた。巨人戦よりも31球少ない97球での完封を成し遂げた。

 阪神で60勝を挙げた、同じ左腕の岩田稔が今季限りで引退する。けがの多さに悩む25歳の高橋が相談すると、「前向きに。気にすんな」とかえってきた。1型糖尿病と闘う12歳年上の先輩の言葉は励みになった。「年の差はあるけど気さくで。(岩田さんのためにも)がんばります」。優勝経験のない岩田にも、美酒を味わわせたいと腕を振る。

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