決勝は日大三島VS.聖隷

魚住あかり
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 第74回秋季東海地区高校野球静岡県大会(県高校野球連盟主催)の準決勝が2日、静岡市駿河区草薙球場であった。日大三島と聖隷が勝ち、決勝に進んだ。両校は30日から愛知県で始まる東海大会に出場する。

 敗れた静岡と浜松西は、残り一つの出場枠をかけ、3位決定戦を戦う。決勝と3位決定戦は3日、同球場で開催される。

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 「このまま投げさせてください」

 延長突入が決まった時、浜松西の2年生右腕、浜口大輔投手は続投を志願した。聖隷打線を九回まで4安打1失点に抑えていた。

 多様な投手陣が自慢の浜松西。今大会も継投で勝ち上がってきたが、延長十二回までもつれたこの試合では、浜口投手が最後までマウンドに立ち続けた。

 「本当に良い投球だった」。試合後、佐藤光監督は振り返った。二回に四球をきっかけに1点を失ったが、その後は、いいリズムで投げていた。

 「明日の試合のために、今日はなるべく1人で投げきりたい」。チームが勝ち上がることを信じての志願だった。

 しかし、体力は限界に近づいていた。延長十二回、一死満塁。甘く入った変化球をとらえられ、失点。打ったのは、投げ合った聖隷のエース、弓達寛之投手。二回に失点したときも、適時打を打たれていた。「警戒していた相手だったのに、打たれてしまった」

 3位決定戦には、出場できるかはわからない。でも、悲観はしていない。「うちには他にも良いピッチャーがいるので」。勝利は頼れる仲間に託した。(魚住あかり)