金メダルかじった河村市長、「責任のとらせ方」に悩む名古屋市議会

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関謙次
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 名古屋市河村たかし市長が東京五輪選手の金メダルをかじった問題から2カ月。自身への処分として市長給与3カ月分(150万円)を全額返上する条例案を出し、市議会で審議中だが、市議たちは河村氏を責め立てる一方で、条例案をどうするか対応に苦慮している。

 9月28日の市議会委員会。日ごろから河村氏と対立する自民、名古屋民主、公明、共産4会派の市議が河村氏への質疑をしたが、約3時間のうち1時間余りも費やしたのが、新型コロナウイルス感染から公務に復帰した河村氏が受けたテレビインタビューの発言。「やせ我慢みたいなもん。やけくそだわ」と発言したことを、市議たちは「金メダル問題を反省していない」と責めた。河村氏は「感染して落ち込んでいるのではと聞かれた答えだ」と、金メダル問題とは無関係だと説明した。

 「辞職し選挙で信を問うては」との質疑では、河村氏は「精いっぱい誠実に生きるとしか申し上げられない」とはぐらかした。

 河村氏は8月4日、表敬訪問した五輪選手の金メダルをいきなりかじった。「恋愛禁止かね?」などの発言にも批判が殺到し、今も対外的行事の参加は自粛している。

 市長給与3カ月分(150万円)を全額返上する条例案は、市が9月議会(9月10日~10月12日)に提出。市によると、この処分は河村氏自身が決めた。市には特別職の懲戒規定がないため、2013年に市幹部が嘱託職員を不正採用した問題で、河村氏が監督責任として給与を3カ月間半減した事例を参考にしたとみられている。

 条例案は9月29日に本会議…

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