不動産開発めぐり韓国元公社幹部を逮捕 背任容疑、大統領選に影響か

有料記事

ソウル=鈴木拓也
[PR]

 韓国・城南市の不動産開発事業をめぐる不正疑惑で、ソウル中央地検は3日夜、城南都市開発公社の元幹部を背任などの疑いで逮捕した。元幹部は開発事業の出資企業と共謀し、事業を進めるために与野党双方の政治家らへのロビー活動に関与した疑いがあり、捜査の行方次第では来年3月の大統領選の構図に影響を与えそうだ。

 逮捕されたのは同公社の元企画本部長、ユ・ドンギュ容疑者。韓国メディアの報道によると、ユ容疑者は2014年に始まった同市の宅地開発事業をめぐり、事業者選定や特定の出資企業に巨額の利益を与えるスキームを作り、見返りに企業側から多額の賄賂を受け取った疑いがある。

 開発当時の城南市長は、大統領選で進歩(革新)系与党「共に民主党」の最有力候補である李在明(イジェミョン)・京畿道知事だった。一部メディアはユ容疑者が李知事の側近だったと報道した。

 李知事はユ容疑者との関係や…

この記事は有料記事です。残り511文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません