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障害者と共生へ オンラインで9日にサッカーイベント

上嶋紀雄
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 サッカーを通じて障害者と健常者が互いに理解しあう共生社会をつくろうと、日本障がい者サッカー連盟が中心となって、障害の有無に関係なく、誰もが一緒に競技を楽しめる環境作りに取り組んでいる。その一環として、障害者や健常者、関係者が交流するイベントが9日、神奈川県藤沢市で開かれる。県内のJリーグ6クラブも協力。同連盟は「多くの人に取り組みを知ってもらいたい」と参加者を募っている。

 イベントは「インクルーシブフットボールフェスタ神奈川2021」で、神奈川県サッカー協会と日本障がい者サッカー連盟が同市の県立スポーツセンターで開く。コロナ禍のためオンライン開催となり、当日は参加者と関係者が画面を通して交流する。Jリーグ6クラブからはスタッフらが参加。イベントは6年目で県内では初開催となる。

 同連盟によると、インクルーシブフットボールとは障害の有無に関係なく、誰もが一緒に楽しむ「まぜこぜのサッカー」のこと。一緒にすることで障害者と健常者の相互理解につながるとしている。また、そうした環境を作るには、様々な障害者サッカーがあることを知ってもらい、プレーしてもらうことが大切という。

 障害者サッカーは、障害の特性に合わせてアンプティ(切断障害)、CP(脳性まひ)、ソーシャル(精神障害)、知的障害、電動車椅子(重度障害)、ブラインド(視覚障害)、デフ(聴覚障害)の七つがあり、それぞれ競技団体がある。7競技団体を統括する団体として2016年に日本障がい者サッカー連盟が設立された。県内には七つすべてのカテゴリーにチームがある。J1横浜F・マリノスには知的障害者チーム「フトゥーロ」があり、J1川崎フロンターレはアンプティサッカーの普及に協力している。

 9日のイベントでは、午後1時からの第1部で、七つの障害者サッカーを県内のチームや団体が紹介。午後2時半からの第2部は「まぜこぜサッカー」と題して、日本障がい者サッカー連盟会長で元日本代表の北沢豪さんや障害者サッカーの関係者、Jリーグ6クラブのスタッフらが参加し、オンラインを通してみんなでダンスをしたり、障害者サッカーの要素をとり入れた運動をしたりして体を動かす。

 同連盟の山本康太事務総長は「神奈川県内のサッカーにかかわる人たちが一堂に会するイベント。障害者と健常者が一緒に楽しめるということを知ってもらえたら」と話している。

 イベントの内容は小中学生向けだが、障害の有無に関係なく誰でも無料で参加できる。オンライン会議システム「Zoom」を利用し、手話通訳もある。参加の申し込みは同連盟のイベント案内のサイト(https://www.jiff.football/news/iff-kanagawa2021/別ウインドウで開きます)か同連盟(03・3818・2030)へ。締め切りは6日。(上嶋紀雄)