新内閣発足 出せるか「岸田色」 外交・安全保障では

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昨年11月、核軍縮に関するインタビューに応じる岸田文雄氏。「必勝」しゃもじは地元広島からの寄贈=東京・永田町。藤田撮影
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 自民党総裁選に勝ち、4日に第100代の首相に就任した岸田文雄氏。「岸田色」は出るのでしょうか。外交・安全保障を中心に藤田直央・編集委員が解説します。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は次の通りです。

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Q:岸田氏は総裁選で「国民の声が政治に届かない。政治の説明が国民に響かない。民主主義の危機だ」と訴えていました。それまでの自民党政権に対する批判と言えますが、では自分の政権になって「岸田色」を出せるのでしょうか。

A:微妙ですね。岸田氏は前の菅政権のコロナ対策について説明不足は批判しましたが、その前の安倍政権で起きた森友学園問題では歯切れが悪かった。一方で改憲について「総裁任期中(3年間)にめどはつけたい」と踏み込むなど、安倍路線の継承とみられる発言がみられました。

Q:首相を辞めて1年以上になる安倍晋三氏になぜ気を使うのでしょう。

A:総裁選で岸田氏の勝利に安倍氏が貢献したからです。安倍氏が支持を呼びかけた高市早苗総務相は決選投票に進めず、最後は岸田氏と河野太郎行政改革相の争いになりました。その際、高市氏を支持した議員の票の多くが岸田氏に流れたとみられています。

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自民党新体制の幹部ら。中央が岸田文雄総裁、その右に甘利明幹事長、高市早苗政調会長=10月1日、東京・永田町の党本部

Q:岸田氏は自民党総裁となって、安倍氏に近い高市氏を政調会長甘利明税調会長を幹事長という要職に就けました。新内閣の顔ぶれはどうなのでしょう。

A:安倍・菅両内閣で長年財務相を務めた麻生太郎氏を代え、若手を複数起用するなど、内閣を率いる首相としてのこだわりはうかがえます。ただ外相と防衛相は留任で、外交・安全保障で「岸田色」を打ち出すのは難しそうです。例えば広島出身の岸田氏は核軍縮を唱えてきましたが……

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