第3回岸田首相はロールキャベツ男子? 肉を見せて「ラスボス」と闘うには

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聞き手・岸善樹
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 第100代内閣総理大臣になった岸田文雄さんは、アクの強さを感じさせず、歴代首相の中では「普通の人」に見えます。かつて「草食系男子」という言葉を世に広めた世代・トレンド評論家の牛窪恵さんに、岸田文雄という人物をどう見ているか、話を聞きました。

 うしくぼ・めぐみ 1968年生まれ。立教大学大学院客員教授。出版社勤務を経て、2001年にマーケティングなどを行うインフィニティを設立し代表取締役。著書に「草食系男子『お嬢マン』が日本を変える」「若者たちのニューノーマル」など。

 ――岸田新首相は期待できそうですか。

 「印象は比較的良いし、期待もそれなりには持てます。少し前にはやった『ロールキャベツ男子』かもしれないと思わせます」

 ――それはなんですか。

 「見た目は草食系のキャベツだけれど、中には核となる肉が入っている。外見と中身にギャップがある男子のことです。岸田さんは見た目がソフトです。眼鏡のフレームもごく普通。太かったり、色が特殊だったり、形が個性的だったりするフレームを最近多く見かけますが、岸田さんのは主張しすぎないメタルのようで、まじめなビジネスパーソン風です」

 「でも、自民党総裁選では真っ先に立候補を表明し、当時の二階俊博幹事長に反発されても党役員の任期制限を打ち出しました。中間層への所得配分を重視するなど、これまでの政権とは違う政策も掲げています。芯が通っている印象を受けました。去年の総裁選に負けて『岸田は終わった』と言われたのに、変わったなと思いました」

「バナナはおやつですか」の質問の答えに出た「地」

 ――「思いました」というのは、過去形ということですか。

 「総裁選が始まったら、森友…

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