HAWKS和通信:6 若鷹のリチャード パワーだけじゃない存在感

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 今年のレギュラーシーズンも残りわずかとなってきました。毎年、自主トレの間は「早くキャンプにならないかな」と思い、キャンプ中は「早く試合にならないかな」と思い、シーズンが始まると「これから長い戦いが始まるぞ」と思うのですが、終盤になると「あっという間だったな」と感じます。

広報の最前線に立って16季目。福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルレポーター・加藤和子さんのコラム「HAWKS和(なごみ)通信」を月に1回、お届けします。今回はパワー自慢の若手選手をご紹介します。

 今年は、思うように勝てず、ジリジリした厳しい戦いが続いています。選手たちにも当然、疲れはたまっています。でも、上位に食い込むために大事な終盤戦ですから、ここが踏ん張りどころです。

 ここに来て若手選手の頑張りが光っています。

 育成出身の22歳のリチャード選手は、9月2日に1軍デビューをしました。ホームランバッターらしいパワーが魅力ですが、声もすごいんです。常に声を出して、球場中に響かせています。盛り上げ役として松田宣浩選手を超せる選手はいないと思いますが、彼に次ぐ大声で、元気にチームを鼓舞しています。

 初ヒットを打った4日と、満塁で初ホームランを打った5日には連日、ヒーローインタビューを受けました。あまり話すのが上手なタイプではないですが、お立ち台でも大きな声で答えていました。

 6日に「次は自主トレでもお世話になった山川選手がいる西武ライオンズとのゲームです」と聞かれた時、「師匠がいるんですけど、そんなの関係なく、ぶっつぶしに……」と言いかけたところで、「ちょっとやばいかな」と思いとどまって、会場の笑いを誘っていました。あの後、ベンチの裏に引き揚げてきたら、「言い過ぎたかな……」と、反省していました。

 今年、来年、そしてその先も楽しみな存在です。今年の厳しい終盤の戦いの中で、いろんな経験を積んでほしいですね。

 新型コロナウイルスの感染状況がこの先どうなるかは見通せないですが、10月には、今までより多くのファンの皆さんに球場に入っていただけるようになります。今年は入場者数を昨年以上に制限していたので、選手は痛いほど、応援の力の大きさを感じています。最後の一踏ん張りのところで、後押しをしていただけるとうれしいです。