北朝鮮の思うがまま? 兵器開発続くなか連絡線再開 韓国で批判も

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ソウル=神谷毅
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 韓国と北朝鮮を結ぶ南北通信連絡線による両国の通話が4日、2カ月ぶりに再開した。韓国側では南北対話の再開に向けて期待を高めるが、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記にはミサイルなどの兵器開発批判を封じ込め、国際社会の制裁緩和などに向けて韓国を利用したい思惑もあるとみられる。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は4日朝、「4日午前9時に全ての北南通信連絡線を再開する」と報道。「南朝鮮(韓国)当局は通信連絡線の再稼働の意味を深く理解し、北南関係を収拾して明るい前途を開くうえで重大な課題を解決するため、積極的に努力すべきだ」と強調した。

 韓国統一省はこの報道の後、南北通信連絡線による通話が行われたと発表。同省は「連絡線の安定的な運用を通じて早期に対話を再開し、関係改善のための協議を始めることを期待する」とコメントした。国防省も「朝鮮半島の軍事的な緊張緩和につながるよう期待する」と公表した。

 北朝鮮は昨年6月、連絡線を…

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    箱田哲也
    (朝日新聞論説委員=朝鮮半島担当)
    2021年10月5日16時15分 投稿

    【解説】 金正恩総書記が自ら予告していた通り、韓国との通信連絡線の回復が実現した。最高指導者の言葉だけに当然だろう。  2000年に初めて開かれた金大中・韓国大統領と金正日総書記による南北首脳会談以降、北朝鮮が韓国を使って、その後ろに控える米国に