「効く」政策を 中山間地農業支援を 岸田政権に県内から注文相次ぐ

自民

清野貴幸、今林弘
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 自民党総裁岸田文雄氏が首相に決まり、新内閣が発足した4日、高知県内各界からは期待や注文の声が寄せられた。

 高知商工会議所の青木章泰会頭はコメントを出した。岸田首相に対し、「首相が掲げる日本型資本主義の象徴は地方」と強調し、中小企業と小規模事業者の成長促進や幅広い層への分配などに期待を寄せた。そのうえで「足元ではコロナ禍対策と経済対策の新たな両立策の早期実行が求められる。『聞く』首相の『効く』政策に期待する」とした。内閣の顔ぶれについては衆院選が目前だとして言及を避けた。

 県農協農政会議の久岡隆会長もコメントを出した。「岸田政権には地方の声も聴きつつ、持続可能な農業と農村の実現に向けた政策などを期待したい。特に総裁選で自ら提起した『食料自給率の向上』などに向けた家族農業や中山間地農業への支援策は政権公約として具体化していただきたい」と求めた。

 高知市の「高知あいあいネット・フードバンク高知」の青木美紀代表は取材に対し、「フードバンクは食の支援の最前線を担うが、手弁当のボランティアが支えている。コロナで支援する層は増え、このままではフードバンクも疲弊してしまう。国は、困窮者支援組織としてフードバンクを法的に位置付けてほしい」と話した。

 浜田省司知事は「新内閣は引き続き、地方との丁寧な対話を通じて諸課題に真正面から取り組み、デジタル化やグリーン化などの施策を前に進めていただきたい」、高知市の岡崎誠也市長は「少子化の進行は市としても深刻な問題と受け止めている。野田聖子新大臣(少子化相)の政策実行力に期待する」などとするコメントを出した。(清野貴幸、今林弘)