冷蔵室故障のトラックで食品を配送 重視しすぎた「配車繰り」

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根本晃
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 野菜や肉、アイスクリームといった食品が、冷蔵室に故障を抱えるトラックで、大手スーパーのバロー(岐阜県多治見市)の23店舗に運ばれていた。来店客から品質の劣化や健康被害を訴える声は出ていないというが、配送を担った会社の社長は「あってはならないことだった」と陳謝する。故障を放置した営業所だけでなく、現場の実情を知らない本社側にも問題があったと指摘する。

 この問題は、バローが4日にウェブサイトで公表して発覚した。配送を担った運送会社アキタ(名古屋市)の原田謙治社長は同日、朝日新聞の取材に応じた。「われわれの存在意義に関わる大変申し訳ない失態だ」と謝罪したうえで、「社内の風通しが悪かった。いろいろな要因があるが、最終的にはここを直さないといけない」と述べ、再発防止に取り組む考えを示した。

 原田社長によると、トラックの冷却機能に故障などの不備があれば、すぐに使用をやめるよう社内でルール化していた。しかし、可児営業所(岐阜県可児市)の幹部は不備を遅くとも今年4月には把握しながら、放置していた。本社にも報告していなかったという。

 営業所はなぜ放置したのか…

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