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きこえなくとも、電話で話そう 「目で見る声」がつなぐ私とあなた

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聞き手・桜井泉
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耳を通じて感知される、声。では耳のきこえない人たちは、どのように声をとらえ、感じているのでしょうか。今年夏に始まった「電話リレーサービス」に関わる上嶋太さんは、「目で見る声」について語ります。

リレーおぴにおん 「声を感じて」

 私は、生まれた時から耳がきこえません。ろう学校では先生の口元をずっと見て、言葉を読み取り、その口の形をまねて、声を出して話す訓練を重ねてきました。「口話(こうわ)」と言われるものです。早期教育が大事だ、と2歳ごろから始め、ときには親にたたかれ、泣きながら練習しました。

 中学、高校は、きこえる生徒と一緒でした。「変な声だ」と言われたり、タクシーに乗ると、どこの国の人かと尋ねられたりしました。「声」をめぐっては、つらい思い出ばかりです。

 ろう者にとって手話は、「目…

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