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若者に広がる大麻、なぜ使うの? 全国初の少年向け専用教材が完成

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加治隼人
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 若者の間で広まる大麻の乱用を食い止めようと、福岡県と県警が協力し、薬物依存を断ち切るための教材「少年用大麻再乱用防止ワークブック」を作成した。大麻について少年向けの教材を作るのは全国初の取り組みといい、ワークブックを活用して少年らの立ち直りを後押ししたい考えだ。

 大麻は、覚醒剤など他の薬物使用につながるおそれがあることから、「ゲートウェー(入り口)ドラッグ」とも呼ばれる。警察庁の調べでは、2020年に大麻取締法違反容疑で摘発されたのは5034人と過去最多で、4年でほぼ倍増した。内訳は、20代が50・5%と最も多く、30代も20・2%と続く。20歳未満も17・6%、887人と4年で4倍超となった。高校生159人、中学生8人も含まれる。

 福岡県内でも4年連続で増え続けており、16年は4人だったが20年には62人へと急増した。

 しかし県によると、これまで薬物犯罪の再犯を防ぐプログラムや教材は、主に覚醒剤を想定した内容で、少年向けに特化した教材もなかった。家庭環境の問題が背景に潜むことが多い少年事件の特徴を踏まえた支援が課題だったという。福岡県警少年課の担当者は「少年のうちから再犯防止に力を入れることが重要だ」と話す。

 今回つくったワークブックは153ページで、読みやすいようイラストや図をふんだんに掲載。講師と少年が対話しながら薬物依存から脱する方法を考えていけるように構成されている。例えば、大麻を使った理由を「フツーに吸っとった」と語る少年に、講師が「理由なんて考えないよね」と耳を傾けるなど、少年の気持ちに寄り添いながら読み進める内容となっている。

 狙いの一つは、大麻を使って…

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