きっぱり「詐欺だと思います」 同じ支店の銀行員2人、お客を守る

杉山あかり
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 ニセ電話詐欺被害を防いだとして、福岡県警筑紫野署が、西日本シティ銀行の行員2人に感謝状を贈った。銀行を訪れた客から相談を受けた際、それぞれ別の詐欺を見抜き、被害を食い止めた。

 感謝状が贈られたのは、西日本シティ銀行五条支店(太宰府市)の金沢佐織さん(52)と永田かおりさん(43)。

 金沢さんは8月25日、80代の女性からATMの操作がうまくできないと相談された。送金の理由を尋ねると、女性は「息子がかばんを落とし、取引先にすぐに50万円を振り込まなければならない」と説明。詐欺だと思った金沢さんは手続きを止めさせたという。

 永田さんは9月21日、60代の夫婦から「市役所から介護保険料の払い戻しがあると電話があった」と相談を受けた。永田さんは金沢さんが詐欺被害を防いだ経緯を知っていたため、警戒しており、「詐欺だと思います」ときっぱり伝えた。

 9月29日に感謝状を手渡された金沢さんは「詐欺の被害がないよう努めていきたい」、永田さんは「防げてよかった」。古江昌親署長は「銀行員の声がけが、詐欺防止の最後のとりでとなる。これからも積極的な声がけをお願いしたい」と話した。

 同署管内ではこの日も孫を名乗る人物からのニセ電話が3件あったが、いずれも被害はなかった。(杉山あかり)