監査法人の変更ラッシュ、1年で207社 東芝不正会計も引き金に

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編集委員・堀篭俊材
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 監査法人を変更する上場企業が相次いでいる。年間の交代数は200社を超えた。コロナ禍による業績の悪化で監査報酬を抑えたい企業側の狙いがあるほか、契約期間が長期化した監査法人を見直す動きが広がり、監査法人の交代ラッシュにつながっている。

 金融庁公認会計士・監査審査会によると、昨年7月~今年6月の1年間、監査法人を代えた上場企業は207社にのぼった。前年同時期の142社と比べ5割近く増えた。調査が現在の形式になった2015年以降で最高になった。

 自動車用エアコン大手、サンデンホールディングスは海外の販売不振にコロナ禍が加わり、業績が悪化した。現在は中国企業と提携して再建をめざす。

 6月の定時株主総会で、大手のあずさ監査法人が退任し、中小のマザー監査法人に変更した。あずさから「監査手続きにかかる時間が増えた。報酬を増額してほしい」と提案を受けたのをきっかけに、監査法人の交代を決めたという。

 帝国データバンクによると…

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