麻生氏は水戸黄門? 甘利氏「ご老公さま、頼りない幹事長を助けて」

自民岸田政権

中田絢子
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 自民党は8日の総務会で、麻生太郎前副総理兼財務相の副総裁就任を正式決定する。甘利明幹事長は5日の記者会見で「党で不協和音があり、説得してもらいたいときにお出ましをいただく」などと述べた。

 副総裁は、2018年に高村正彦・党憲法改正推進本部最高顧問が退任した後は不在となっており、麻生氏が就任すれば3年ぶりとなる。甘利氏は「岸田(文雄)首相は自分の色で内閣を全部染めた」と指摘し、「内閣としてどうしても進めたいことに対し、(麻生氏に)党を説得して抑えてもらいたいという場面が出てくると思う」と期待感を示した。

 首相経験者でもある重鎮の麻生氏を「水戸黄門」になぞらえ、「ご老公さまにもたまには出ていただく」として、「頼りない幹事長を助けていただきたい」と語った。

 会見では、自らの2016年の金銭授受問題についても取り上げられたが、当時、会見や書面を通じて回答したことなどから「説明責任を含めて責務を果たし終えた」と強調。幹事長就任を受けて再び週刊誌や野党から同じ質問が届いているとして、「同じ書類をまた出し、同じことを繰り返してやっている」と述べた。中田絢子