コープさっぽろ協力「スクールランチ」 過疎の町の学校で導入のわけ

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西川祥一
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 北海道様似町の小中学校で、民間業者の配食サービスを活用した「スクールランチ」が始まった。町はこれまで財政難で完全な給食ができず、今後も人口減などで厳しい状況が続くことから、自前の完全給食をあきらめて民間のサービスを導入することにした。今後食育をどう実践するか、検討したいという。

 町教育委員会によると、これまで同町の小中学校では児童や生徒に弁当を持参してもらい、町からはミルクを支給する「ミルク給食」を続けてきた。そして昨夏から、「何らかの形で給食を実現したい」と検討を開始。ただ、給食センターを新設して完全給食を始めると、施設建設に4億~5億円、人件費や輸送などの運営に年4千万~5千万円かかる。財政状況や少子化傾向を考え、民間の弁当の配食などを検討した。

 今年7月、民間の提案を募集したところ、「コープさっぽろ」(札幌市)だけが提案を寄せた。保護者へのアンケートや子どもたちの試食会を踏まえ、生協のサービスの採用を決めた。

 新たなスクールランチでは、コープさっぽろの帯広工場で料理をつくり、保温、保冷した状態で学校に届けられ、教室で子どもたちが取り分ける。子どもの年齢によって量は加減するが、メニューは小1から中3まで同じだ。

 町教委は9月13日から、町内に2校ある小中学校でスタート。対象は小学生144人、中学生81人。希望者は9割程度という。1食500円以内を想定し、保護者が200円を支払い、残りは町が負担する。ミルク給食は続ける。

 道教育委員会健康・体育課に…

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