求刑上回る懲役11年判決 千葉・成田の飲酒運転死傷事故

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 飲酒運転の事故で計5人を死傷させたとして、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた千葉県成田市の無職、石井一雄被告(65)の裁判員裁判の判決公判が5日、千葉地裁であり、金子大作裁判長は懲役11年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 判決によると、石井被告は昨年10月11日、飲酒後に車を運転し、成田市の交差点に時速102キロで進入。対向車線にはみ出して、ワゴン車と衝突し、ワゴン車の助手席の女性(当時44)を死亡させ、運転手の男性(当時45)や同乗の当時4~8歳の子ども3人にけがを負わせた。

 金子裁判長は、鑑定人の証言や路面の痕跡、後続車のドライブレコーダーに残っていた映像などから、石井被告の車は対向車線に半分以上はみ出ていたと認定。石井被告は当時、右折専用車線あたりを直進していたとする弁護側の主張を退けた。その上で、石井被告の犯行は「あまりにも安易」で、その「危険性は非常に高い」と指摘した。