森友再調査「考えていない」 鈴木新財務相、政府見解なぞる形

榊原謙
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 鈴木俊一財務相は5日の就任会見で、森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題について、「できる限りの調査を尽くしており、再調査を行うことは考えていない」と述べた。この問題で自死した近畿財務局職員の遺族らが真相解明を求めているが、これまでの政府見解をなぞった形だ。

 鈴木氏は再調査を行わない理由として、会計検査院による調査に加え、大阪地検の捜査の末に不起訴処分となったことなどを列挙。財務省による調査や職員の処分がなされたことも挙げた。「今後もしっかりとご説明をしてまいりたい」とも述べた。

 前任の麻生太郎氏は退任前の9月21日の会見で、森友問題も含めた安倍政権時代の事柄について「読者の関心があるのかねぇ?」と述べていた。この点について問われた鈴木氏は「こうした質問があるのだから、そういう関心をお持ちの方がおいでになるということはもちろんそう思う」と語った。(榊原謙)