新園長らが遺族宅を初訪問し謝罪 福岡の保育園バス熱中死

西田慎介
[PR]

 福岡県中間市の双葉保育園で倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バスに閉じこめられて死亡した事故で、保育園の新園長と園の代理人弁護士が5日、遺族宅を謝罪に訪れた。園関係者の弔問は初めてといい、代理人弁護士によると当時の園長や理事長が退いて新体制になったことから、遺族側が応じたという。

 弁護士によると、新園長らは園児の祖父らに謝罪し、仏壇に手を合わせた。県と市の特別監査を受けて見直した園の運営内容や態勢についても説明したという。

 訪問後、取材に応じた祖父は「バスの中を最終チェックしとってくれれば、こんなことにはならなかった。歯がゆくてたまらない」と声を震わせた。

 遺族側の代理人弁護士は「対応はいたしましたが、悲しみが癒えるとか、許すとかいうことでは決してありません。ご遺族は警察の捜査で詳細が明らかになるのを待っています」と話した。

 冬生ちゃんは7月29日、朝の送迎バスの中に閉じ込められ、熱中症で死亡した。バスは当時の園長が1人で運行していた。福岡県警は業務上過失致死の疑いで調べている。(西田慎介)