古墳テーマに創作開始、天理市で写真家の倉谷さん

篠原大輔
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 奈良県天理市が国内外の芸術家を招き、市内で生活しながら創作活動をしてもらうアーティスト・イン・レジデンス(AIR)モデル事業で、今年度の招聘(しょうへい)アーティストである写真家の倉谷卓(くらやたかし)さん(37)が古墳をテーマにリサーチを始めている。

 倉谷さんは山形県酒田市出身。近年は千葉県松戸市を拠点に、写真を主に使って現代アートを手がけてきた。今回のテーマは「もし今、新しい古墳が作られるなら」。倉谷さんは「シンプルな写真展ではなく、ちょっとひねったものをと考えてます。古墳の写真を加工する可能性もあるし、古墳を模したものをつくるかもしれない。過去と現代を接続させることをやりたいです」と話している。

 1日から事業の拠点となる天理駅前のモリノゲストハウスで滞在し、市内の古墳を回っている。天理の印象については「独特ですよね。お祭りのあとみたいな。ハレの日の盛り上がりが去った後の感じがある」と語った。

 10月はリサーチ、11~12月は作品制作にあて、来年1月8~28日に天理本通り商店街内の「Art―Space TARN(ターン)」で成果展覧会がある。(篠原大輔)