自民、比例単独への優遇終わり? 村上誠一郎氏が語る「当時の約束」

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亀岡龍太、清野貴幸、杉田基、阪田隼人
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 迫る次期衆院選比例四国ブロックで、自民党の名簿登載順位に注目が集まっている。過去2回続いた比例単独候補の「優遇」が終わるかどうかが焦点だ。各県の小選挙区で当落線上にいる候補者にとっては、名簿順位が比例復活に大きくかかわるだけに切実だ。

 今回の比例の登載順位は、小選挙区の重複候補者を横並びで1位にすることが望ましい――。四国ブロック両院議員会の村上誠一郎会長(愛媛2区・衆院議員)は7月、四国の国会議員らでまとめた要望書を「絶対に守ってほしい」と党本部に伝えた。「過去2回の優遇で、『当時の約束』はもう果たしたのだから」と理由を語る。

 2014年と17年の衆院選では、自民は比例四国(定数6)で3議席を獲得。いずれも比例単独の福井照氏(名簿1位)と福山守氏(2位)が当選。名簿3位は小選挙区の重複候補者が同列で並び、そのうち比例復活を果たしたのは惜敗率が最も高かった1人だけだった。

 福井、福山両氏は、12年の衆院選まではそれぞれ高知、徳島の小選挙区から立候補。だが、「一票の格差」解消のための選挙区減に伴い、比例で連続2回の上位登載とする覚書を党本部と交わし、小選挙区から比例に回った経緯がある。これが村上氏が言及した「当時の約束」だ。比例単独については「名簿登載は原則2回までで極力抑制する」との党の内規もある。

 四国の計11選挙区の情勢について、村上氏は「(自民候補の)半分くらいは危ない」と危機感を示したうえで、「優先すべきは、大変な戦いになる小選挙区。落としても惜敗率で競える形が、小選挙区比例代表並立制の本来のあり方だ」と強調した。

 ただ、現職候補の処遇を巡り、先行きが見通せない不確定要素もある。

 高知県連は高知2区について…

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