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日大理事に2500万円、流出資金「還流」か 東京地検が本格捜査へ

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 日本大学の付属病院の建て替え工事をめぐって2億2千万円の日大資金が外部に流出したとされる事件で、流出先の医療法人グループ前理事長の側から6600万円が日大理事(64)の知人側の会社に送金され、最終的に2500万円が理事個人に手渡されたことが、複数の関係者への取材で分かった。理事に資金の一部が事実上「還流」した疑いがあり、東京地検特捜部は近く背任容疑で本格捜査に乗り出すとみられる。

 理事は特捜部の任意の事情聴取に対し、「知らない」と話しているという。

 複数の関係者によると、日大は2019年12月、医学部付属板橋病院(東京都板橋区)の建て替え工事をめぐり、設計・監理業者を選ぶ「プロポーザル」(提案型の審査)業務を完全子会社日本大学事業部」(世田谷区)に委託した。日大理事は同社取締役として業務に関わった。

 プロポーザルには4社が参加し、日大事業部は都内の設計事務所を選定。金額は24億4千万円と決定し、これをもとに日大は20年4月に同額で契約した。契約金は3回に分けて支払う予定で、同年7月に1回目として3割の約7億3千万円を支払った。

 翌8月、理事の指示に基づき…

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