和歌山の水管橋、市長「異常な腐食ある」ドローン撮影へ 復旧へ着工

下地毅
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 和歌山市で六十谷(むそた)水管橋が紀の川に崩れ落ち、市内約6万世帯で断水が続いている問題で、市は6日、水のうかい路をつくる仮復旧工事を始めた。24時間態勢で進めて、8日中の完了を目指す。早ければ9日朝から各家庭で水を使えるようになる。一方、尾花正啓市長は、橋に腐食した部分が見つかったとして、それが破断につながったかどうか調べる考えを示した。

 工事は、長さ6メートル、直径70センチの管をつないで、水管橋に並行してかかる六十谷橋(県道)に、全長630メートルのバイパスをつくるというもの。六十谷橋は6日午前10時から全面通行止めとなった。

 和歌山市では、紀の川の南にある浄水場から市北部へ水を送る管は六十谷水管橋しかないため、3日夜から市北部全域で断水になった。市は、小中学校に給水所を急設し、県内外の自治体や自衛隊からかき集めた100台以上の給水車を巡回させてしのいでいる。

 仮復旧工事の現場を視察した尾花市長は6日、「破断したところに経年変化ではない異常な腐食がある」と話した。ドローンで画像を撮影し、専門家の意見を聞くなどして橋が崩落した原因を調べるという。(下地毅)