CO2抑制の切り札? 石炭火力でアンモニア混焼、2カ月遅れで開始

内藤尚志
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 東京電力グループと中部電力が共同出資する火力発電大手JERAと重工大手IHIは6日、二酸化炭素(CO2)の排出を抑える実証実験の一環で、石炭火力発電所でアンモニアを混ぜて燃やし始めたと発表した。碧南火力発電所(愛知県碧南市)の燃焼装置の一部を改造し、微量のアンモニアを混ぜられるようにした。当初は8月から始める計画だったが、関係機関との調整が長引いて遅れたという。

 アンモニアを0・02%混ぜて燃やす。来年3月までの予定で、装置への影響などを分析する。2024年度にはアンモニアの割合を20%に高めたい考えだ。

 アンモニアは燃焼時にCO2が出ない。経済産業省は、水素と並ぶクリーンなエネルギーになり得るとして普及を後押ししている。だが、燃焼技術の確立や大量調達ルートの確保といった課題もある。内藤尚志