グーグル、新機能で環境に優しいルート表示 信号機の効率運用実験も

サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米グーグルは5日、環境を意識した利用者向けの新しい検索機能を発表した。グーグルマップでは、目的地までの最も環境に優しいルートを検索できる機能を始める。担当者は「検索をみると人々はより持続的な選択肢を探している。簡単な選択ができるよう支援していく」としている。

 グーグルマップの「エコフレンドリー・ルーティング」と呼ばれる機能では、人工知能(AI)を使い、混雑状況などから、最も二酸化炭素の排出量が少ないルートを教えてくれる。この機能により、排出量を年間で100万トン以上減らす可能性があるという。5日から米国で始め、来年には欧州でも導入する。日本は決まっていないが、「来年にはより多くの地域に広げる」という。

 航空券を検索する「グーグルフライト」では、航空便ごとの炭素排出量を表示する機能を、5日から世界で導入する。同じ便でも広いファーストクラスは排出量が多くエコノミークラスは少ないなど、席ごとの排出量もみることができるという。

 ホテルの検索では、独立機関からエコ認証を受けているかどうかなども、わかるようになるという。

 AIを使って、都市全体の信号機を効率よく運用する実験もスタートした。イスラエルの4カ所で実験を進めており、これまで燃料や遅延時間を10~20%減らすことができたという。これからリオデジャネイロで実験し、ほかの都市でも検討するという。(サンフランシスコ=五十嵐大介