シニアのスマホも5G ドコモが2機種を発表、強み発揮はこれから

山本知弘
[PR]

 高速通信規格「5G」に対応したシニア向けスマートフォンNTTドコモが6日発表した。大手3社のシニア向けスマホで5G対応は初めて。ただ、高速通信をはじめとする「5Gならでは」の強みを生かした機能はまだこれからで、各社にとっても今後の普及のポイントになりそうだ。

 秋冬商戦の新型スマホのうち、2機種をシニア向けとして発表した。「あんしんスマホ」は6・1インチの大型画面の下に突起付きのボタンを並べ、押すとメールや電話が使える。初めてスマホに触れる人でも操作しやすい工夫だという。

 もうひとつは9代目の「らくらくスマートフォン」で、2012年の初代から累計700万台が売れた人気機種だ。広角と接写用の二つのカメラ付きで、指紋認証機能を初めて載せた。両機種とも価格は未定で、いずれも来年2月以降に売り出すという。

 一方、各社が若者向けにアピールする、大容量の動画視聴やオンライン対戦ゲームを快適に楽しむといった使い方をしない限り、シニア向けスマホを5G対応にするメリットは見えにくい。発表会に登壇した安部成司プロダクト部長は「5Gのネットワークを広げる中で、マッチしたサービスの提供を考えていきたい」と語った。(山本知弘)