五輪ぬいぐるみと進次郎氏の鉢植え、退陣前に消えた 薄まる菅カラー

小手川太朗
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 首相官邸のエントランスホールに長く飾られていた東京五輪パラリンピックのマスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」のぬいぐるみが、今月1日からなくなった。小泉進次郎前環境相の発案で置いた除染土の鉢植えも移動した。岸田文雄政権の誕生に合わせ、菅義偉官邸のシンボルが同時に姿を消した。

 2体のぬいぐるみは2018年8月、大会組織委員会の森喜朗会長が安倍晋三首相(いずれも当時)に贈呈した。以来、官邸のエントランスに置かれた椅子に並んで座り、安倍氏や菅首相はぬいぐるみを背に記者団の取材に応じてきた。

 首相官邸によると、撤去されたのは1日夜の菅氏の退邸後。首相が交代する週明け4日には報道陣ら多数の人がエントランスに集まるため移動させたという。 ぬいぐるみに並んで置かれていた小泉氏の「鉢植え」も同様に撤去された。東京電力福島第一原発事故の除染で出た土を再利用したもので、今年7月、空間線量を示すモニターとともに設置された。ぬいぐるみとともに官邸内で保管している状況だという。

 菅氏と小泉氏はともに、自民党総裁選で岸田首相に敗れた河野太郎行政改革相を支持していた。(小手川太朗)