新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、自治体が接種会場を次々に閉鎖している。政府はこれまでのようなワクチン供給を10日には完了する計画で、自治体は接種希望者に早めの手続きを呼びかけている。
9月30日、東京都墨田区のオフィスビル。20階の約1500平方メートルに区が設けた集団接種会場が最終日を迎えた。
仕事の後に駆けつけたという40代の男性は「1回目は8月末に済ませ、2回目は10月に打つつもりだったけれど、閉まると聞いて慌ててきました」と話した。
午後8時に受け付けが締め切られると、区の委託業者がすぐにブースの片付けを始めた。
墨田区では、12歳以上の2回接種率が9月末に8割を超えるめどがついた。
国からのワクチン供給が急減し、集団接種会場の予約も鈍ったため、区はすべての集団接種会場を閉めることにした。
10月から、希望者は医療機関で接種を受けることになった。
ワクチンについて、政府は「10月から11月の早い時期に、希望者全員の接種を完了する」との目標を掲げている。
供給量が急減する自治体も
接種率の目標は示していない…

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