何度も何度もおじぎ、新聞配達のおじさんへ 9歳少年のありがとう

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中谷和司
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 日本新聞協会が募集した今年の「新聞配達に関するエッセーコンテスト」の小学生部門で、徳島県美馬市立江原南小3年の坂本孝仁君(9)の作品が入選した。毎朝、新聞を届けてくれる「おじさん」への感謝の思いをつづった心温まる内容だ。

 孝仁君の家では朝日新聞を購読している。「おじさんのおじぎ」と題したエッセーは、昨春まで住んでいた阿波市の自宅近くにあった新聞販売所のおじさんを主題にした。

 未明から早朝の新聞配達に加え、日中から夜にかけては集金業務と休む暇がない仕事。感謝するのは孝仁君たちなのに、いつも何度も何度もおじぎをしてくれるおじさんの姿を紹介。「まだ読めない字もたくさんあるけれども、おじさんたちが一生けんめいはこんでくれているからちゃんと読みます。ありがとう」と結んでいる。

 応募は父親の淳さんの勧めだったが、30分ほどで一気に書き上げたという。「おじさんには、子どもであっても大人と同じようにきちんと応対していただき、それが本人にはうれしく印象に残っていたようです」と母親の有紀さん。

 毎朝、朝日新聞が届くと「しつもん!ドラえもん」を必ず読むという孝仁君。宇宙や医療、自然など関心が幅広く、新聞を読んで難しい字があったときは「何と読む? どういう意味?」と両親を質問攻めにするという。孝仁君は「全国で入選できてうれしい。これからも面白い特集記事などを楽しみに、新聞を読みます」と話している。

 コンテストは1994年に始…

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