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自民元大阪市議、公明現職と対決 衆院大阪3区、柳本氏「無所属で」

2021衆院選自民公明

本多由佳
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 自民党の柳本顕・元大阪市議(47)が、次の衆院選で大阪3区に無所属で立候補する意向を固めたことが6日、わかった。公明党は現職の佐藤茂樹氏(62)の擁立を決めており、自公全体の選挙協力に影響を及ぼす可能性もある。

 柳本氏は同日夜、朝日新聞の取材に「有権者に選択肢を示すため、無所属で立候補する。生まれ育った故郷に貢献したい」と語った。8日に立候補の記者会見を行う予定だという。

 大阪維新の会が掲げた大阪都構想の是非を問う2015年の住民投票で、自公はそろって反対。柳本氏は自民党市議団の幹事長として反都構想勢力の先頭に立ち、否決に追い込んだ。

 昨年行われた2度目の住民投票では、大阪の自民は反対したが、維新との対立を避けようと公明は賛成に転じた。結局、再度否決されたが、大阪の自民と公明の間に深い亀裂が生じた。

 自民は公明候補がいる小選挙区への擁立を見送り、その代わりに、公明は他の小選挙区で自民候補を支援してきた。公明が柳本氏の立候補に反発するのは必至で、自民には公明の支援が得られなくなるとの懸念もある。複数の自民府連幹部は「柳本さんは除名処分になるだろう」との見方を示す。

 柳本氏は、大阪3区を地盤として衆院議員や参院議員を務めた柳本卓治氏(76)のおい。卓治氏の引退に伴い、19年7月の参院選の大阪選挙区で自民公認を得ていたが、同年4月の大阪市長選に出るために公認を辞退した。市長選では大阪維新の会の松井一郎氏(57)に敗れた。

 大阪3区にはほかに、立憲元職の萩原仁氏(54)、共産新顔の渡部結氏(40)、無所属新顔の中条栄太郎氏(52)が立候補を予定している。(本多由佳)

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