「うそついたら先生とキス」いじめ仲裁の教諭の発言、不法行為に認定

渡辺七海
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 奈良市立小学校に通い不登校になった女児(当時4年生)らが、いじめに対する学校側の対応が不適切で担任教諭のセクハラ行為もあったとして、市に慰謝料など330万円の支払いを求める訴訟の判決が6日、奈良地裁であった。井上直樹裁判官は教諭の発言が不法行為にあたるとして市に11万円の支払いを命じた。

 判決によると、女児の保護者からいじめの訴えを受けた教諭が2017年6月、女児と同級生2人にそれぞれ仲直りの指切りを促した。教諭はその際、「うそをついたら先生とキスをする」といった内容の発言をした。井上裁判官はこの発言について「内容的にも状況としても相当性を欠く」とし、教諭の不法行為を認めた。

 判決を受け市教委は「判決文が届いていないので、現時点ではコメントできない。今後については弁護士と相談の上検討していきたい」としている。(渡辺七海)