登園自粛で保育園を退園に? 「勤務日足りない」と言われても

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中井なつみ
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 新型コロナ感染予防のため保育園の登園自粛に協力していたら、退園を迫られた――。神奈川県内に住む女性はいま、こんな難題に直面しています。継続して通い続けるため、やむなく「登園日を増やす」ことを決めましたが、行政のちぐはぐな対応に困惑しています。

「このままでは退園に」…絶句

 「就労日数が少なくなっているため、このままでは退園になります」

 神奈川県内に住むパート勤務の女性は、9月に入ったある日、住んでいる自治体から手紙を受け取り、絶句した。

 「少しでも感染防止に役立てればと、登園自粛をしていただけなのに……」

 厚生労働省のまとめでは、第5波が本格化した今夏以降、新型コロナウイルスの影響による保育園の臨時休園数が急増。9月2日時点では、全国の認可園で過去最多の185園にのぼった。

 女性の住む地域でも、保育施設での感染者が多く報告されている実情から、「可能な保護者は登園自粛を」という雰囲気があった。

 女性は、感染状況の悪化に加え、登園に電車を利用することが欠かせなかったため、年長クラスに在籍する6歳の子どもの登園日数を少しでも減らそうと、昨年末ごろから勤務先と就労時間や日数などを調整した。

 勤務時間の総量は変えず、できるだけ通勤する日数を減らせるよう、一日の勤務時間を延ばしたり、内容を見直したりした。

 勤め先との交渉の結果、しば…

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