不夜城の残業、手元には最低賃金以下 官僚の1割強「過労死ライン」

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榊原謙、吉田貴司
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 これまで事実上の黙認状態だったとみられる中央省庁での「サービス残業」について、政府がようやく是正に向けて動き出した。民間企業で働き方改革が進むなか、残業を理由に官僚になるのを避ける人が増え、採用にも支障が出始めているからだ。しかし、長時間労働の是正には国会対応などの業務の効率化が欠かせず、道のりはなお険しい。

 中央省庁が集まる東京・霞が関の官庁街。深夜におよぶ残業が常態化し、多くの庁舎の明かりがいつまでも消えない様子は「不夜城」とも言われてきた。

 「マイナスがようやくゼロになったイメージだ」

 ある省で働く30代の男性キャリア官僚は、残業代の予算を大幅に増やす要求を各府省が出したことについて、そう受け止めている。

 政府の目玉施策づくりに忙殺…

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