「劇団鹿殺し」がむしゃらに活動20周年 「やめた劇団員よりも…」

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向井大輔
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 関西で旗揚げした「劇団鹿殺し」が活動20周年を迎えた。熱量の高い芝居だけでなく、楽器を生演奏する劇団員の「楽隊」といった独創性も人気を集める。

 鹿殺しは2000年、ともに関西学院大の学生だった座長の菜月チョビと座付き作家の丸尾丸一郎が旗揚げした。おっかない劇団名は、詩人・村野四郎の作品「鹿」から着想を得たものだ。05年にはメンバー7人で上京し、共同生活をしながら年間1千回以上の路上パフォーマンスを敢行するなど、がむしゃらに活動を続けた。

 「怖さ知らずで東京へ飛び出して、目の前のことに全力でぶつかっていった勢いを認めてもらえた。今思うとタフだったな」。丸尾はそう活動を振り返る。「以前は、やめていった劇団員よりも絶対幸せになってやるという復讐(ふくしゅう)心というか意地があった。今は彼らの力があったからこそ続けられたという感謝の思いが強い」

 記念公演が東京で幕開けし、大阪へと続く。上演作「キルミーアゲイン’21」(丸尾作、菜月演出)は、16年に初演した舞台を深化させたものだ。

記事の後半では、活動20周年の記念公演「キルミーアゲイン’21」について、丸尾さんに思いを聞きました

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