あのファンファーレも、すぎやま作品 競馬の「イメージ一新」に一役

有吉正徳
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 作曲家・すぎやまこういち(本名椙山浩一〈すぎやま・こういち〉)さんが9月30日、敗血症性ショックのため死去した。すぎやまさんは多くのヒット曲を手がけたほか、日本中央競馬会(JRA)のためにもファンファーレと入場曲を作った。

 JRAは30年以上前に、「イメージを一新したい」と、すぎやまさんに作曲を依頼した。すぎやまさん自身も競馬ファンで、共同馬主だったこともあった。レースの発走直前に演奏されるファンファーレは現在も東京、千葉・中山競馬場で使用されている。

 1998年には、ファンファーレなどをまとめたCD「KING OF TURF」を総合プロデュースし、発売したこともある。CD化は、競馬ブームとあいまって、JRAなどに「結婚式の新郎新婦入場や宴会の余興で使いたいが、どこで手に入るか」という声が多く寄せられたことがきっかけだったという。

 最高峰のGⅠレースで出走馬がコースに出てくる時に使われていたのは「グレード・エクウス・マーチ」。軽快さの中にも、これから始まる大レースの高揚感を表現されていた。同マーチは2009年まで競馬場で流れていたが、現在も時折使用される。

 このほか、重賞レースで使われていた「クロマティック・マーチ」、特別レースの「パドック・マーチ」、一般レースの「白馬のギャロップ」がすぎやまさんの作品だ。(有吉正徳)