北海道のサケ大量死 赤潮の原因は低い海水温で増殖するプランクトン

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中沢滋人、榧場勇太
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 北海道東部の太平洋沿岸海域で秋サケやウニなどが大量死している問題で、広い範囲で発生している赤潮の原因プランクトンが、比較的低い水温でも増殖する種類の「カレニア・セリフォルミス」であることがわかった。道立総合研究機構水産研究本部は、赤潮の発生は現在も続いており長期化のおそれもあるとみて、大量死の原因解明を進めている。

 水産庁によると、セリフォルミスによる赤潮の発生は国内で初めて。

 1日時点での道のまとめでは、根室地方から日高地方にかけての海域で9月中旬以降、サケ1万1960匹、サクラマス2012匹、つぶ貝0・2トン、昆布85トンなどの被害が出ている。また、釧路町の昆布森漁協で漁場のウニの9割が死んだほか、厚岸町の海水を利用する養殖施設でカレイの一種のマツカワ100匹が死ぬなど、多くの魚種に被害が広がっている。

 道総研は同時期にこの海域で大規模な赤潮が発生したことを確認。国立研究開発法人水産研究・教育機構、東京大学大学院などと各海域の海水を分析した。その結果、多くの海域からセリフォルミスや、瀬戸内海などで赤潮を起こす「カレニア・ミキモトイ」など、少なくとも4種類の原因プランクトンが見つかった。4種類の中でセリフォルミスが最も細胞数が多かった。

 東大大学院農学生命科学研究…

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