オリーブの収穫・搾油始まる 大分・国東の農園

大畠正吾
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 大分県国東市のオリーブ農園「国東クリーブガーデン」で、今年の収穫作業が始まった。傷まないよう手摘みされた実は収穫当日に搾油され、11月初旬には香り高いエキストラバージンオイルとして販売が始まる。

 農園は2016年、上下水道の管理をする「キュウセツAQUA」(福岡市)が設立。国東半島の丘陵地3カ所、計17ヘクタールで「ペンドリーノ」など5品種、4千本以上のオリーブを育てている。

 収穫は9月30日から始まった。10月4日は気温が30度を超す中、約10人が高さ3メートルほどの木に鈴なりになった、1・5~2センチの実を摘みとっていった。栽培総括の光武慎司さん(30)は「今年は台風による落果が少なく、実の太りもいい。昨年の倍近い約3トンの収穫が見込めそう」と期待していた。

 摘んだ実は酸化を防ぐため、12時間以内に選別され、遠心分離機にかけてオイルを搾る。製品は大分市別府市イタリアンレストランで使われるほか、大分空港の売店などで販売されている。

 国東市は市民の苗木購入を補助するなど、市を挙げてオリーブの産地づくりをすすめる。同社国東事業統括室長の大野貴博さん(49)は「ここの風土に合った栽培法を確立させ、将来は体験や食事ができる観光農園にして多くの人が国東に訪れてほしい」と話す。(大畠正吾)